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「財源がないから政府にたかるなよ!」「財源の根拠は?」というめんどくさい無知な人がいますね。
本読めやボケ。で終わりなんですが間違って古臭い経済入門本なんて買われたらより一層緊縮思想に汚染されてしまい「パターン青シト」になってしまいますので、ちゃんと説明してみたいとおもいます。
マクロ経済学の現代貨幣論(MMT)の真実を理解して置いちゃいましょう。

ブルーハーツの歌で「見てきたことや聞いたこと今まで覚えた全部デタラメだったら面白いそんなことあるのだろうか?・・・」あるんです。我々は騙されていたのです。というかそういう陰謀チックな話ではなく政府は隠してるけど実際は普通にこうしてるんだよ。ってのを暴かれてしまったわけですね。

それはおそらく、徴税してそれで行政の運営予算とするって習ってたからですね。
これはデタラメなのでございます。
まあわかりますよ。私もちょい前まではそう思ってました。
普通に家計的に考えれば、所得による歳入があって歳出ですものね。
家計はそれが正しいです。

ですが政府は違うのです。
この「スペンディングファースト(支出が先)」ということを解説します。
というか落ち着いて考えるとこの理論すぐ納得しますよ。


あんどうひろし議員の解説が秀逸です。


税金って後払いですよね?
何を言っているかというと、その年度の営業活動で計算した税金を収めるのは、翌年の確定申告のときですもの。

具体的な例としては、令和元年の企業や個人の売り上げに基づいて、その年の年末で帳簿を締めますよね。
次に翌年の令和2年の3/15の確定申告までの所得税の決算をして納税しますよね。

その間、令和元年の政府はどうやって運営してるんだって話です。
だってその年の税収入額なんてわからない、つまりその年に執行する分の徴税はまだしてませんよね。

もう少しわかりやすくいうと、一番最初に日本政府ができたときのことを考えてください。
徴税もしてないのにどうやって予算を捻出しているの?
それはですね、日本銀行からお金を借りて予算を執行しているわけですよ。
厳密にいうと政府が予算を組みたいのでお金が必要なので国債発行して日銀が貨幣を発行し貨幣を入手します。通帳に書くだけだけど。

ね。税金を払う前に政府は支出をしているということがわかりましたね。

具体的に政府の予算執行を見てみると、
日銀から国債(財務省短期証券)を発行してお金を借りて予算を執行し、行政サービスに支出をしたり、公共事業や、社会保障などで国民にお金を回して、国民経済にお金が流通し、企業などがそのお金(通貨)を元に公共事業やら商業活動やらサービス提供を行い、お金を国民に使ってもらって、その売り上げから税率により納税をする。

国民の消費も通貨が舞い込んできてから消費をして企業の売り上げになり、働いている人は給料となって所得を得る。
まず政府が支出をして通貨を国民に供給することから経済活動がスタートします。
こうやって通過が国民経済に行き渡るという流れです。

ということは、政府は税金を集めなくても、日銀にお金を借りることで予算を組めるわけです。
これちゃんと理解してくださいませ。
最初から納得できない場合でも、曇りなき眼で一度理解してから「なんで?」という反論を展開してください。
でないと柔らか頭に離れません、思考前に拒絶する人は考え方が凝り固まり間違った論拠を展開して、皆から「おかしい人」と思われますよ。

ちょっと世の中変な人が増えておりまして。特に自己責任論者や全体主義者が株価を釣り上げたい人に囲まれてしまっている。あなたがたに言いたいのは、
いちど理解をしてからおかしいことを指摘することが、本当の議論であり真実を検証していくことになるということだ。結論ありきのディベートをすることが合理的な風潮になっている。
「国は国民を守っていない」ことをテーマにして「国民を守っている」という結論で議論するということは誰も幸せにしないじゃないですか。それは何の目的の詭弁なの?
そうではなく人は道を模索するために論理的思考をして、あるべき姿を模索して生きていかなくてはならない。宗教的思考は誰も幸せにしません。
それが問題解決というロジカルシンキングです。
間違った結果を論拠とする詭弁は潰さなくてはならない。
「なぜなら〜したがって〜である」でございますよ。

じゃあその何故にお答えするには事実を提示しなければなりませんね。
このルーチンは当たり前に行われています。
政府は「財務省短期証券」を日銀に渡して、予算のための貨幣を借りる行為を毎年しています。

だからその財務省短期証券(政府短期証券が正解かな)って国債で返すんだろ日銀にさ?
いえいえ返してませんよ。だって日銀の解説ページにもありますが、「短期証券を受け入れる」って書いてありますからね。もう一度言いますが日銀が「受け入れる」んですよ。
そしてこの短期証券は他の日銀に口座を持っている金融関係会社にとっては。持っておくことで金利でお金を増やせる金融資産な訳です。
これを購入して国債利回り運用をして資金を大きくします。
そして、その財務短期証券という国債が余ったとしても、一般会計ルールに則り、毎年の連結決算で相殺されますね。つまり借金ゼロ。なぜなら政府と日銀は親子関係ですから。


=補足=
先ほどから国債で通貨を発行とか、お金を借りるといっていますが、
実際は「日銀当座預金」という通帳にデータとして記帳されるだけなのです。
その分の紙幣を用意する必要はないのです。
紙幣で物事を考えると理解できません。紙幣は「日本銀行券」といって日銀の借用書なのです。貸借関係表であり(持っている人の資産ではあるが日銀にとっては負債)という記録なのです。日銀がこのものに貨幣でものを買う権利を付与していると考えればいいですね。
その紙幣は、日本銀行が認めないただの紙切れだったら貨幣ではないです。
だから「日本銀行券」と書いているのです。
いまどき給料を紙幣で渡す会社あったらやばいですよね。そういうこってす。はい。
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であれば徴税は必要ないじゃないか?って疑問が生じますね。
徴税は政府の財源ではない。ではなぜ徴税するのか?
3つほど「租税」には理由があります。

①経済を調整する機能
政府がたくさん財政支出をしてお金(通貨)を供給により国民は潤います。そうするとお金が有り余っているので物の価値(物価)が上がり続ける「インフレ」になります。そのまま放置するとバブルになります。それを抑えるためお金、つまり通貨を回収して減らして物価の上昇を抑える必要がでてくる。みんなお金が少なくなれば使わなくなる(需要が減ってくる)ので、物価を抑えることができます。
その回収する手段が「徴税(税金徴収)」なのです。

政府は通貨を供給する ⇨ 徴税で通貨を回収する。こうやって景気動向を見ながら徴税率を増減するわけです。

逆に、国民にお金が不足している時は、物が売れないので物価が安くなります。これを「デフレ」といいます。そのまま放置すると大恐慌になって国が痛んでもっと放置すると国民の命や技術が失われます。
そのため、政府がお金を財政支出で供給(公共事業をするか、社会保障費や年金を増やしたり、コロナ渦であれば直接支給)する必要があります。
また、徴税で減税をして通貨を政府に戻さなくていいよ、必要なものを遠慮せず買ってねと所得税や消費税を止めると、どんどん消費を増やすことができるようになり、国民が救われます。
こうして「徴税率」により通貨の回収の増減する。
これが、景気調整機能といわれる「ビルトインスタビライザー」です。

②格差を拡大させない手段
これは安藤先生は言ってませんでしたが、三橋先生や中野剛志先生はよく言いますが、
多く稼いだ人は富を独占しないように税率を上げる。少ない人は税率を下げる。
こうすることで格差拡大を抑え、国民の共同体の意識を保つということが重要になります。
お金持ちはやはりわがままになることがおおいです。
そうするといろんなものを独占していきます。人の欲求というのは際限がありません。
そうなるといつしか皆の分も奪おうとします。いい例が水道民営化に投資をする富裕層など、先取りで儲かるものに食らいつき、結果として国民は高い水道料を今後支払わされる。そうなると国民分断が起きて、災害のある島国の我々は助け合いの精神がどうしても必要となります。
海外に逃げるからいい?いやいや地震が起きたらだいぶ飛行するのに時間かかったよね。その時ですよ。
(本当に逃げた人が、国民のためと財政出動を訴えているのも、またこれ面白いがそれもまた個人主義リベラルの滑稽さでもあるわけですが。それはさておき)
瓦礫に挟まれた時誰が助けるかって話。「あいつ調子こんでるやつだぜ、死んじゃえばいいよ」ってなっったらダメですよね。そうならないようにするには政府が調整をする必要があるのです。
いいじゃないですか、多く税金とられたってまた頑張ればいい。
でも世の中には働かない株主もいるんですね。そういう人たちは20%しか税金払ってないんです。

ならさ、近くの道路の老朽化を直すために寄付しちゃいなよ。
そしたらさ、尊敬されるぜ。今の日本人は尊敬されたいという精神がないということも問題なんじゃないかな?
「偉いとかいう権威ではなく、立派という尊敬を目指しなさい。」
ローマ帝国時代はそういう制度があったらしいよ。
「俺がこの道を作ってやるぜ、だって金持ちだからよ、みんな俺を尊敬してくれよ」
これでいいんだと思います。それは立派で尊敬されることですから。
建造物復元とか、地元の祭りの寄付額を公表してもいい。俺が支えてんだってね。お金を出すということは身を削って消費をしているんだから自慢していいよ。
それが日本の国家共同体を保ってたんだもの。金持ちはお金を使って周りを助けるんだってさ。それを「俺が口利きしてやったからできたんだぜ?という虚栄心ではだめなんですよ。ただ権威を使っただけで、将来的な利益最大化を見据えているわけですから。
今はそんなことしなくていいんだ、だって「徴税率で格差抑制」すればいいんだから。

③通貨が円であることの正当性を保つため。
だってドルで税金払えませんよね。そういうことです。円しか使えないよ。
だからビットコインが通貨とはなり得ません。竹中平蔵はここらへんを変えてくるかもしれませんね。みなさん監視しましょう。


ということでまとめると
・租税は「景気抑制」と「格差抑制」と「通貨の妥当性」のためであって、「財源」ではない。
・もし財源が必要になれば「国債発行」をして通貨を流通させるのです。
・その国債は返済はしません。する必要がないからです。自国通貨発行国ってそういうことですから。しかし国債を国債で返す「返済ごっこ」は財務省設置法や財政法で定義つけられているので、むりやり行なっています。それが「国債償還」なんて言われていますね。悪質なのは財務省はこれを税金でやろうとしている。そんな国は日本だけってことを覚えておきましょう。

それでも、そんなことあるかよ?って言われましたら、
「おま、それ家計脳ってやつだわ。企業経営したらこれ理解できる。いやまず政府ができたときに徴税なんてしてないのに予算組めてんじゃん。その流れでずっと国って予算くんでるんだぜ?それ説明してみろよ。」ということですね。

ですから、財政均衡(徴税の歳出歳入プラマイ0なってできるわきゃないでしょ、財務省ってバーカー?」ってエヴァの明日香風に言ってあげてくださいませ。

ちなみに、この「予算を組む際に、徴税ではなく、先に政府が(財務省短期証券)という国債を発行して、日銀に通貨を発行してもらう」行為をOMFといい、マクロ経済学では一般的な用語になっております。
これをわかりやすく三橋さんが翻訳してましたが、(Overt Monetary Financinag)
「あからさまな貨幣供給」
すばらしいですね。

そしてわたしも付け加えさせていただくなら、
「明示的(あからさま)に国債でお金作ってるよね。国債発行って債務や借金や赤字とかではなくって、たんなるお金をつくる行為だ」
という翻訳が適当だとおもっています。


国債






財政赤字の神話 MMTと国民のための経済の誕生
ステファニー ケルトン
早川書房
2020-10-06



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