AIXコマンドについてまとめました。
まあIBMさんの資料を見てもらえればリファレンスがありますが、よく使うのにキーワードが合致しなくって探せないなんて事ありまして、んじゃテストとかで使ったものはメモっとこくという内容です。

以下コマンドは、bashとしてしまえばLinuxとシェルに関しては大差ないですが、多少の場所の違いやAIX独自コマンドがありますね。構築やメンテ障害対応でも参考にできるものもあるとおもいます。

さあそれではコマンド打って行きましょうか!


# bash
はじめにbash使うんだ宣言してください。

# prtconf
ハード・リソース情報などのシステム情報を表示する。

# oslevel -s
OSのバージョンを表示。たとえば5300-12-09-1341と結果が返る。
 ※[AIXバージョン]-[テクノロジーレベル]-[サービスパック]-[SPリリース年週]
 *5300:AIX V5.3
 *12 :TL12
 *09 :SP9
 *1341 :2013年第41週にリリースという意味。

# ifconfig en*
IPアドレスの確認。

# entstat -d ent2
NICステータスの確認。
Link Status: Up
Media Speed Selected: Autonegotiation
Media Speed Running: 1000 Mbps Full Duplex

# lsattr -El ent9
イーサチャネル設定を表示する。

# lsattr -El inet0
ルーティング情報を表示する。

# lsdev -CH |grep fcs
ファイバチャネルアダプタを表示する。

# lsattr -El fscsi*
上記コマンドで返されたFCアダプタの設定を確認する。

# lslpp -l "パッケージ名"
パッケージグループ名を表示する。

# rpm -qa --queryformat "%{NAME}-%{VERSION}-%{RELEASE} (%{ARCH})\n"
追加しているパッケージ情報を表示する。ターゲットを絞る場合は以下のとおり。
# rpm -qa --queryformat "%{NAME}-%{VERSION}-%{RELEASE} (%{ARCH})\n" | grep -E "bash|zip"

# lscfg -vp | grep "hdisk*"
ディスク構成を表示する。hdisk0など

# lspv
物理ハーディスクとVG(ボリュームグループ)の組み合わせの確認。
例)hdisk0 00f9f013d4e7eaea rootvg active

# lsvg VG名
ボリュームグループの設定を確認する。

# df -m
パーティション情報(サイズ)を確認。

# mount
マウント情報を表示する。LINUXと同じ。

# mount | grep nfs3
NFS マウント情報を確認。

# cat /etc/environment
言語やPATHなどの環境設定情報を確認する。

# cat /.profile
ユーザプロンプトの設定を確認する。

# lsattr -El sys0
カーネルパラメータ確認。

# vmo -L
VMMパラメータパラメータの確認。

# ioo -L
I/Oの設定確認。

# no -L
ネットワークチューニング確認
 「DEF」はデフォルト値
 「CUR」は設定値

# nfso -L
NFSチューニング確認。

# lsattr -El aio0
AIO(非同期IO)チューニングパラメータ確認。


■アカウント系(大体がLinuxとおなじですね)

# cat /etc/security/user
ユーザの認証設定。

# cat /etc/security/limits
ユーザリミット設定。


■セキュリティ系
# cat /etc/inittab | grep -v ^:
inittabの確認。

# who -r
ランベル確認。

# cat /etc/rc.tcpip | grep ^start
# cat /etc/inetd.conf | grep -v ^# | grep -v ^$
# cat /etc/security/ldap/ldap.cfg | grep -v ^# | grep -v ^$
不要なデーモンやサービスが起動していないかを確認する。。
※ここは設計に基づいているかのチェックになりますね。まあ単体テストなどでよく使われる正規表現なので参考にしてもらえれば。



■ログ設定
# cat /etc/syslog.conf | grep -v ^# | grep -v ^$
syslog.confの設定を確認する。プライオリティやログのアウトプット設定を確認する。

# cat /etc/syslog.conf
シスログ設定確認。

# /usr/lib/errdemon -l
エラーログの設定を確認。
エラーログは/var/adm/ras/errlogにロギングされる。


# cd /var/spool/cron/crontabs
# ls -l
# cat <各ファイル名>
cronの設定を確認する。

# cd /var/log/syslog
# ls -l messages*
ログローテートしている人はちゃんとできているか日付など確認⇒まあここで書くまでもないですが流れによりw



■ftp関連
# /etc/ftpaccess.ctl
ftpを使っている場合において、以下のファイルが存在している場合は確認する。このファイルが無い場合ftp接続している場合は全てのホストとのアクセスが許可されている。

# less /etc/security/passwd
ftpユーザのパスワードを確認する。ここではパスワードの更新日を確認するくらいかな。。


■複数サーバへのコマンド一斉送信
# dsh -w serverA,serverB,serverC 'command'
リモートシェルってやつですね。

あまり補足できてなくてすみません。というかLinuxばんばん使っている人はAIXでもそんな変わらないんだっていうことだけご理解いただければ~

それでは、さよなら!さよなら!



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