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自国通貨を発行できる国は、いくらでも通貨を発行して国内の産業や福祉に投資ができる。これが通貨発行をしていることになるわけですが、政府がこういった経済政策を怠ると、自国の供給力が無くなってしまって、輸入に頼るようになると、自国通貨をいくら発行して対抗しても、自国通貨と通貨交換の基準となるドルの交換比で、輸入の多い国の通貨は価値をなくします。日本でいえば円の価値が下がります。この理屈は需要と供給の話なので細かく説明しなくてもそれが通貨レートだということは誰だってわかりますよね。
従って通貨を発行することで円が暴落するというのは間違いであって、通貨を発行しないことによって財政投資をせず、国が供給力を増やそうとしないことで供給力が失われことが一番怖いんです。輸入してもそのうち円の価値がドルに対して激安になったら売ってもらえなくなりますし、たとえ大金でドルと交換してもらって買ったものは相当な値がついて国民が買えなくなります。日用品が変えなくなったら人は死んでしまいます。これが本当のハイパーインフレーションですから、財政破綻論者や財務省は、自らハイバーインフレを招いているわけですね。愚かな国です。

よく対外純資産があるから日本は大丈夫だという話を聞くと思うのですが、これは輸入と輸出によって経常収支が黒字だった過去があるから日本は対外純資産が多いわけですが、年々減っています。これはエネルギーや食糧を、自由貿易TPPや、外資参入、生産工場を中国に移転したり、安い人件費で移民を受け入れ、こうした輸入の増大が要因で、一時的に減るだけではなく、将来的な供給力を減らします。なぜなら戦争で経験したように、壊れることは一瞬だけど、ビルドアップするのは長期間かかるわけで、またそれを作るにもノウハウやスキルが必要で、そういった人材はこの失われた30年で相当数の技術者や熟練工が退役しました。なので継続的に供給力を上げれる補助金でバックアップしたり、入札制度をうまく民間が成長できるようにコントロールしたりする必要があったのに、コスト競争ばかりをさせて、バカな人間にゼネコンがーと言わせていたんですね。マクロ経済や自由貿易が本当にまずいことを歴史から学んでいない竹中平蔵を嫌いなのに竹中平蔵のレトリックに踊らされたアホな国民自身が自民党を支持して、いま恐ろしい後進国化日本ができあがりました。

それでは、
自由貿易を批判し保護貿易で供給力を保護することの重要性を説いたフリードリヒ・リスト
財政均衡とかいってねーで財政投資をすれば生産力も向上し所得が上がって消費も増えて供給と需要が勝手にバランスすんだから財政支出しろやという機能的財政論のアバラーナー
資本家が労働者から搾取する社会構造の分析と、それを政治で変えなくてはならないと説いたカレツキ
供給量が需要量(投資および消費)によって制約される⇨国家衰退を示すデフレにしないように財政で統制しろのケインズ

実学(公共政策家や、実業家)の彼らの国民経済を分析して得た哲学を、ようやく理論立てたMMT。

彼らは偉大な経済論者というだけではなく、このままだと悲惨な未来が来るから間違いを犯すなと言っていたことが、本当に起きているというニュースを紹介します。





30度近い熱帯夜でも扇風機は動かない。真っ暗な職場で明かりはスマホのライトだけ。5日並んでもガソリンが買えないー。これがエネルギー危機と経済の大混乱に陥る国・スリランカで起きている現実だ。
現地での取材で見えたのは、自分が暮らす国を「沈む船」と呼ぶほど追い詰められた市民の暮らしだった。

暮らしに欠かせない発電にも深刻な影響が及んでいる。燃料が足りず、政府は2月下旬から計画停電の実施に踏み切った。当初は最長で1日7時間半の停電だったが、3月下旬以降さらに悪化し、1日10時間を超えるまでになっている。電気が止まる時間帯は前日の夕方に地域ごとに発表されるが、そのとおりに始まることはほとんどなく、住民をいらだたせていた。

日本も同じ状況に近づいています。エネルギーを原発から太陽光に変えた愚かな日本ですが、それに伴いさまざまな自由化やTPP参加で外資がたくさんはいってきて国家がエネルギー価格を統制することを放棄した結果、いつの間にか元公営の電力会社が古い火力発電を回す羽目になり、戦争によって原油高騰で国民の生活は一気に苦しくなる。それは国家がエネルギーたとえば治水などの自国で作れるエネルギーに投資をしないからだ。緊縮を推進してきた頭の悪い人たちは馬鹿を露呈して恥ずかしくないのか。
そして一向にエネルギー政策を改善せず、投資をせず、夏や冬に電気を使わないでくださいという発展途上国まっしぐらな状況に対して国民は怒らなくてはならない。なぜかといえば政治が解決できる問題だからだ。


スリランカは以前からエネルギーや食料品の多くを輸入する一方、柱となる輸出品が少なく、国際的な経済取り引きを示す経常収支は赤字が続いていた。
外貨を得る手段として外国人観光客に頼る状況になっていたが、そこにコロナ禍が直撃。
去年1年間の外国人旅行者はピーク時の10分の1以下になり、外貨が急激に減ったのだ。

もうこれだけで十分ですね。発展途上国らしい外国の富裕層に自国の伝統文化を売国するインバウンドで外貨を稼ぐという、原始時代の発想は、今日本が一生懸命やろうとしているわけです。投資をせずお金を増やそうとしているわけですが、昔の人が投資をしてきたのが観光文化財なんですね。それをメンテナンスするのだって職人が必要なんだけれども、すべて外国から安い職人に直してもらおうとして、外国人工作員のバブル終わった後銀行を再編させる煽りネタをばら撒いたハゲタカファンドのデイヴィッドアトキンソンのような日本なんて好きっていってれば騙されるちょろい国とおもている不貞外国人が、文化財の修復会社の社長になって儲けようとして、インバウンド政策をするように政府に圧力をかけてきたわけです。ようは中小企業は淘汰されるべきだ甘やかされているといってバカな大衆世論を煽り、M&A企業買収や統合は株乞食どもが投機ができるので、その餌を与え支持をもらい、供給力をさげさせても誰も批判させないようにする。その目的はインバウンドを推進する政策会議に民間議員として入り込んでいた。恐ろしいですね。




3月上旬に1ドル=200ルピー前後だったのが、4月上旬には1ドル=300ルピーとなり、1か月で50%もの価格下落に直面している。コロンボの土産物店では「ドルで支払ってくれれば特別価格に値引きする」と声をかけられた。三輪タクシーのドライバーは「日本円で払ってくれてもいい」と言いだす状況になっていた。通貨の価値は信用で成り立っていると言われるが、国民からの信用も揺らいでいる通貨は、すさまじい速さで売られ続けている。外貨不足に品不足、そこに通貨安が加わったことでインフレが加速し、2月の消費者物価の上昇率は17.5%に達した。

自国の供給力たとえば食料やエネルギーや重工業はすべて世界から輸入して、(スリランカは元々発展途上国ですので仕方がないですがお茶を主要産業で特化)して(日本はすべて自国で生産できるのに財務省と外資のために政府が投資をしなくなった)、他は何も作らず、自由貿易の中で売れるものだけ輸出をするけれども、国際競争力により人件費の安い国との競争で価格破壊が進み、他の資材や輸入品が上がってしまうと、経常収支は一気に下がってしまう。
そうなれば冒頭で基本的なマクロ経済のセオリー通り、輸入過多となって経常収支が下がり、必要なものを国家で作っていないので経済、ましてや日常品が高騰してしまうんですね。いくら株乞食で小銭を稼いでいる証券ディーラーだって、物が高くなったら生活は辛いだろうよ。格差拡大をして自分だけが勝ち残りたいと思っているんだろうけど、その格差拡大で負けてしまうのは労働者なんだよ。その社会構造を理解せず、自己責任が全てだという。お前らのせいでこの国は衰退しているんだ、お前らのせいでお前らの大好きな株価を上げるために企業は従業員を非正規にしてきたんだ、だから日本にはイノベーションが起きないんだ。それをわからず売り上げが伸びないのに経常収支が上がったから素晴らしいと株価に群がるけども、気がつくと蛆虫どうしでお互いの体を食べているという。冷静になれば今のここまで経済が低迷した日本を見れば、いつまでも道路が陥没したままの状況を見れば、ちょっと賢ければ理解できるだろう。だから株乞食はバカだって言っている。




この記事はどうしようもないので読まなくていいが、タイトルだけで十分です。
なぜなら供給面を指摘しているのではなく、金融面つまりマネーの話しかしていないから、マクロ経済的には何の意味も持ちません。それはマーケットなので実体経済とは関係ないからですね。

さて、ロシアには戦争はやめてほしいという前提はありますが現実を見ると、経済的には保護貿易の強制的な強化によって、自国の供給能力は格段に上がり、今後は世界の経済強国にのし上がるというのは、私が以前書いたブログをご覧になればわかると思います。



ソ連崩壊により経済破綻をしたロシアは、プーチンに代わり着々と世界の胃袋、世界の資源庫として経済を牛耳り、それをうまく統制できる賢い人材を育て上げるために教育に投資をしてきました。その結果が今なのです。自国である程度は生産できるというのが重要だということが理解できたかと思います。ですがロシアが経済的に追い詰められなければ戦争は止まらないわけです。いまはどちらかといえば、国内の産業つまり重工業や精密機械を含め、自国で作れるよう投資をし、どんどん成長をしていくわけです。これはどの国も戦争を通して経験しているわけです。ただ日本の場合は四面楚歌だったので資源がなかったこと、自国を爆撃され続けたことで、ロシアのように経済発展できなかったのだから、国防で本土に近づけさせないことがどれほど重要なのかというのはいい加減学ばなければなりません。山本太郎のように戦争なんてするわけないやんという人が経済で人を救うことはできないんですよ。だって歴史は必ず戦争になるって言っているんですから。ならば防衛に力を入れなくてはならない。そして自民党のようにアメリカに守ってもらおうと貢いでばかりいてもだめなんですがね。というか今からさあどうしようという議論を選挙の口だけの道具に使っている自民党では遅いわけで、もう10年以上前に国防は強化しなくてはならなかったわけで、本当にこの国は取り返しのつかない情況になりましたね。



であれば、この状況を少しでも解決するために何をすればいいかわかるよね。(都市伝説の関風に。)

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自民党と戦えとは言わないですが、せめて選挙に行って何をすべきかってことですね。国民が民主制国家で唯一悪政と戦える方法はなんですか?

ですが、民主制国家が落ちぶれる根本は、国民が大衆と化して、政治が大義のために信念を貫く意味がなくなるという成れの果てなわけですから、今更嘆いても仕方がないわけですが。


==大衆から抜け出すための本を紹介==


NHKの100分de名著という番組で紹介された一文を紹介すると、
そして大衆は「みんなと同じ」だと感じることに苦痛を覚えないどころかそれを快楽として生きている存在だと分析するオルテガ。彼らは急激な産業化や大量消費社会の波に洗われ、みずからのコミュニティーや足場となる場所を見失い、根なし草のように浮遊を続ける。他者の動向のみに細心の注意を払わずにはいられない大衆は、世界の複雑さや困難さに耐えられず、やがて自分とは異なる他者を排除し始める



楽しく読むだけでアタマがキレッキレになる 奇跡の経済教室【大論争編】

奇跡シリーズ予約した方は今日から発送されるそうですー。今回はすぐ読もうと思っています。まだ変異する資本主義途中だけど・・

変異する資本主義

以前彼の公開セミナーで、いくら経済政策が変わろうとも積極財政になってもコーポレートガバナンスの問題点つまり株式至上主義の富の独占について質問させていただいた時、これとも戦っていかなくてはならないんですよね。とおっしゃっていたわけですが、彼が言論を発するということは、小さいビッグバンが起きるということなのかもしれませんね。いろんな人が気づき始めました。

富国と強兵

すべての経済に関わるもの、為政者に読んでいただきたいですね。あ、志が高くないと途中で読むのやめてしまうかもです。地政経済学で世界関係を推し量る人が増えました。

日本思想史新論―プラグマティズムからナショナリズムへ (ちくま新書)

公と民の関係性と為政者の哲学、国民統合一致団結、プラグマティズムな考え方で根本を理解できるようになるからこの本は不思議です。私自身もこの本によりいろんなことが見えてくるようになりました。一番読んで欲しい本かもしれません。


銀河英雄伝説 文庫 全10巻 完結セット (創元SF文庫)

マキャベリズム、帝国主義、解放ではなく自由、個人主義ではなく個人の尊厳、それらを履き違えた全体主義、そういった人間と共同体の根本を問いながら、戦争の戦術と人間の駆け引きと、世界とはこうやって動いているという歴史の累積をまざまざと見せつけられる。
私はアマゾンプライムでどハマり中です。ラインハルトとキルヒアイスとヤンウエンリーに会いたい。


MMT現代貨幣理論入門

経済を語るなら最低限理解しておくべき本になりました。


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