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再生可能エネルギー事業を手がける町おこしエネルギー(兵庫県加古川市)は、熊本県小国町に同社にとって第1号となる地熱発電所を建設する。2023年12月中に工事を終え、24年4月の稼働を見込む。年1基のペースで各地に増設していきたい考えだ。

同社は食品スーパー「業務スーパー」を展開する神戸物産の創業者、沼田昭二氏が16年に設立。エネルギー自給率と食料自給率の向上を目指し、牧場経営やエビ養殖などの事業も手がける。

地熱発電所の出力は4490キロワットで、年間発電量は約3449万キロワット時。発電した電気は固定価格買い取り制度(FIT)に基づいて九州電力に販売する。年間売上高は約14億円になる見通しだ。総工費は約100億円。うち50億円を三菱UFJ銀行からの融資で調達し、そのほかは沼田氏の私財などから捻出する。10年以内に投資額を回収できるとみる。

鹿児島県湧水町でも地熱発電所の建設計画を進めている。今後、北海道や秋田県など全国各地に展開し「3メガ(メガは100万)~5メガワットの発電所を年に1基のペースで建てていく」(沼田氏)計画だ。今後の建設に際しては、大手ゼネコンなどと共同出資で資金を捻出する。4月には掘削技術に特化した専門学校を北海道に開き、地熱発電事業に欠かせない専門人材の育成も図る。


業務スーパーの社長に敬意を表します。

本来なら国がやるべき国の存亡を左右する投資を肩代わりしてくれているということです。未来の日本のエネルギー開発のために。
そして一番重要な、失われている人材も育てようとしている。
全て日本のため。これが国民主義、つまり共同体を守るというナショナリズムというものです。

私は、今までの日本は、戦うだの、声を上げるだの、日の丸をどうのこうの…というナショナリズムで満足をしていた人が多かったと思うんですけれど、その先がなかった訳ですが、こうして解決策をコツコツと提示して夢を与えるナショナリズムというのは、田中角栄以降なかったことが、日本が衰退していった根本があるんではないかとおもっています。今回のケースはお金が必要だったんですが、そこをみんなで考えるのも保守なんだろうと。
ようは保守というものをイデオロギー化して崇拝して固執するから、悪意のあるものに利用され不毛な戦いに終始したんだろうと。

それでも、何にもしてないのに踏ん反り返っている自民党の政治家は、為政者として恥ずかしいと思わないわけです。なんならこの社長と握手して政治の道具にしようとする訳です。


日銀が持つ国債は、政府の借金として考えなくてもよい―。11日の参院決算委員会で、鈴木俊一財務相が従来の政府見解と異なるこうした考えを「その通り」などと認めてしまう一幕があった。

という事で、出世のためなら日本を壊そうとする財務省の大臣が、知識ゼロベースで経済政策をやっていたわけですが、国の借金はないということに言及せざるを得ない状況にまで、日本は追い込まれているんだともいますね。

クニノシャッキンガーから卒業してももう遅い気もしますが、とりあえず今生きている人の生活…つまり消費税廃止くらいはやってくれよ。
地震津波対策もやってないまま南海トラフや首都直下型地震はくるけれども、農業は衰退しているけれども、エネルギーはどうしようもない状況でも、いの一番で国民を助けなさい。

ということで、昔よく載せていた日本をよくするためのあるべき日本の財政政策の根本理論と少しの悪口含むカッコワラ。を載せておきます。


日本は自国通貨を持っています。日本だけで流通する通貨の円です。
誰が作って発行しているのか。現制度では政府が国債を発行して日銀に指示をして「日銀当座預金」に記帳(金額を書くだけ)して通貨を発行させています。これは企業も資金を調達するため銀行にお金を借りるときに自分の返済能力という担保と引き換えに銀行預金にクレジットしてもらってますが、それと同じ行為を政府と中央銀行レベルでやっているわけです。ただし、中央銀行は制度上政府の子会社ですので、政府の中の通貨発行機関ということになります。これを理解すると国債発行って借金でもなんでもないということが分かっちゃいますけど話を進めます。
通貨を作るトリガーは政府が予算を組むとき、つまり公共事業や社会保障を国民に施すときに通貨が発行されます。別に国債発行しなくても、そういった「債権記録」を残す行為をしなくても、通貨発行せよと日銀に指示をして預金通帳に記帳して通貨を支払ってもいいです。
ですが国債はインターバンク市場(日銀に通帳を持っている銀行とか保険会社とかの世界)においては金融商品としての価値があって、金利がつくので民間銀行の資金になるので保有したいわけです。我々国民が国債を購入するのは銀行などの金融機関が商品として儲けるために我々に売っているだけです。ですから銀行を儲けさせるという意味において国債で通貨発行されるのです。
これがお金を作っている行為です。
見ての通り通貨発行は目的があって発行されているんですね。毎月決まった通貨つまりお金を作っているわけではなりません。
株式会社的には政府は親会社で日銀は子会社です。そして説明した通り政府と日銀の親子関係の中での貸借関係だけで成立しているので誰からも借りているわけではありません。政府が国のために国民のために必要だから作るんです。よく国の借金で破綻するといっている変な人がいますが、中央銀行のオペレーションを見ればわかるので反論する人は理解していないということです。
それではお金を勝手に作りすぎたら「外国からの通貨の信認が」とか「外国からの国債の信用が」とか大丈夫なのかっていう人がいますけども問題ありません。大丈夫なんです。なぜなら自国で消費するだけなので何が問題なのでしょうか。そういう無知なデマを流して国民を不安にするのは、国債を金融資産だと思っている人の理論です。そういう個人の金融資産の概念を持ち込まないでください。買いたい人は買うし別に買わなくてもいいわけです。国債発行による通貨発行とは、純粋に財政支出という国家運営の話であり、金融資産として流通するのは「勝手にやってろよ」の世界の話なので、財政において今後は国債を売買するという発想は捨ててください。意味がありません。
それじゃ貿易とかはどうするんだよと考えると思います。日本だけで経済圏が完結するわけではないですからね。貿易ですね。それは為替レートで(事実上覇権国である米国)基軸通貨のドル換算されて取引されているので、国民が心配する必要はありません。為替の市場が相場によって決めているんです。
ここがポイントなのですが、もし懸念があるとしたら日本が輸入に頼って貿易赤字、つまりトータル経常収支の赤字が膨らんだ時には当然ながら円が弱くなってしまうので、そうならないように政府が自国通貨を発行して、防衛、産業、インフラ、食などの一次産業、国民の医療や生命や誕生を守っていかなければならないのです。
いいですか。供給能力が一国で盤石でなければ、大東亜戦争で何も学んでいないということになりますよ。他国に頼っている時点で安全保障としては脆弱です。しかも為替レートで円の価値が本当に下がります。輸入に頼る国は後進国といいリスクの多い国という理由がここにあります。レートの話は円高円安ですので、普通に考えればわかりますね。輸出国の場合は円高傾向。輸入国であれば円安傾向。足し算引き算の話ですから割愛します。輸出国を目指せというのではなくて、保護貿易をしても内需を充実させる国でなくてはなりません。
自由貿易をして防衛を他国に任せ、進んで属国になり、自国の産業を守らない。だから今の緊縮は日本滅亡まっしぐらなんですよ。これじゃ日本おかしくなっちゃうわってわかるから私は怒っているんです。
経済政策を理解しているものとしては、政治家が自分で自分の国を貧困化させているから恐怖を感じています。例えるなら自民党議員が自分で家に火をつけてるから怖いわけです。経済を理解せず、恐らくは献金のために外国や日本の富裕層のために売国をしている。自民党議員全員がやばいですね。

ナショナリズムから生まれたマクロ経済政策で生まれたのは、国家があって、そこから行われる中央銀行制度であり、国定信用貨幣論であり、機能的財政論です。これらを総じたのが現代貨幣理論(MMT)です。



民主制国家が落ちぶれる根本は、国民が大衆と化して、政治が大義のために信念を貫く意味がなくなるという成れの果てなわけですから、今更嘆いても仕方がないわけですが。


==大衆から抜け出すための本を紹介==


NHKの100分de名著という番組で紹介された一文を紹介すると、
そして大衆は「みんなと同じ」だと感じることに苦痛を覚えないどころかそれを快楽として生きている存在だと分析するオルテガ。彼らは急激な産業化や大量消費社会の波に洗われ、みずからのコミュニティーや足場となる場所を見失い、根なし草のように浮遊を続ける。他者の動向のみに細心の注意を払わずにはいられない大衆は、世界の複雑さや困難さに耐えられず、やがて自分とは異なる他者を排除し始める


楽しく読むだけでアタマがキレッキレになる 奇跡の経済教室【大論争編】

政経でランキング1位だそうです。
変異する資本主義

以前中野さんの地政経済学関連のセミナーで、いくら経済政策が変わろうとも積極財政になってもコーポレートガバナンスの問題点つまり株式至上主義の富の独占について質問させていただいた時、これとも戦っていかなくてはならないんですよね。とおっしゃっていたわけですが、カレツキの的確な階級説明を提示してくれたのは大きい。彼が言論を発するということは、小さいビッグバンが起きるということなのかもしれませんね。いろんな人が気づき始めました。

富国と強兵

すべての経済に関わるもの、為政者に読んでいただきたいですね。あ、志が高くないと途中で読むのやめてしまうかもです。地政経済学で世界関係を推し量る人が増えました。

日本思想史新論―プラグマティズムからナショナリズムへ (ちくま新書)

公と民の関係性と為政者の哲学、国民統合一致団結、プラグマティズムな考え方で根本を理解できるようになるからこの本は不思議です。私自身もこの本によりいろんなことが見えてくるようになりました。一番読んで欲しい本かもしれません。


銀河英雄伝説 文庫 全10巻 完結セット (創元SF文庫)

マキャベリズム、帝国主義、解放ではなく自由、個人主義ではなく個人の尊厳、それらを履き違えた全体主義、そういった人間と共同体の根本を問いながら、戦争の戦術と人間の駆け引きと、世界とはこうやって動いているという歴史の累積をまざまざと見せつけられる。
私はアマゾンプライムでどハマり中です。ラインハルトとキルヒアイスとヤンウエンリーに会いたい。


MMT現代貨幣理論入門

経済を語るなら最低限理解しておくべき本になりました。


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