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・公的年金は1日から支給額が改定され、6月に支払われる4、5両月分から0・4%減額される。
・受給開始年齢も変更され、選択の幅が現行の60~70歳から、60~75歳に広がる
・公的年金の支給額は賃金や物価の変動に合わせて毎年度改定される。新型コロナウイルスの感染拡大で現役世代の賃金が減ったことから2022年度は2年連続の引き下げとなった。
・自営業者らの国民年金(満額)は月額6万4816円(前年度比259円減)、会社員と公務員が加入する厚生年金は夫婦2人の標準世帯で同21万9593円(同903円減)となる。
・原則65歳の公的年金の受給開始年齢は、22年度から75歳まで先送り(繰り下げ)が可能となる。繰り下げれば月額は増える
65歳よりも前倒しする(繰り上げる)と月額は減るが、減額率は0・5%から0・4%に緩和する。
・一定の収入がある場合に厚生年金を減額する「在職老齢年金制度」も見直す。これまで60~64歳では賃金と年金の合計が基準額の月額28万円を超えると、年金額をカットしていたが、基準額を47万円に引き上げ、意欲のある高齢者の就労を促す。

ひどいですね。
どんどん減額されていく。そして一番おかしいと思うのは60歳から年金もらうとめっちゃ安くするからねって言ってたのが、65歳前の60歳にもらったら0.5%ペナルティがあったのが、0.4%に緩和された。

今の平均寿命を考えても早めにもらったほうが良くね?
しかも年金を支払ってきた元が取れる年齢っていうのなら自分の寿命が100歳と考えていないのであれば早くもらいたいですよね。
だってもっともっと減らされるわけですから。
その年齢になったら決めればいいと思いますが、自民党が与党である限りは年々減らされていくのは間違い無いでしょう。国民のために政治をしていないので、国の借金といって嘘をつきまくりますからね。安倍はいまは国の借金ではないと言っていますが、総理に返り咲いたらまた国の借金を返さなくてはならないので財務省様今後ともモリカケ問題とかやめてねーとなります。

さて、減額率が緩和されると65歳まで我慢するほうがいいのかって考えてしまいますよね。

実際には下の図が参考になりますね。累計受給額が65歳開始に追いつかれる年齢は延びることになります。法改正の前後で繰上げの減額率と累計受給額が65歳開始に追いつかれる年齢がどう変わるのかを以下の表にまとめた図を見つけました。

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整理すると、減額率が今年の4月に下がります。そして支給率を物価スライド方式で景気が悪いという名目で年金支給額の分母自体が極端に下がります。なのでここの減税率はあまり意味がなくなったということですかね。ここに選挙を踏まえた国民を思っているフリが入っているわけです。これが自民党政治ですね。やっているフリを財務省が怒らない程度に行うが意味がないという。
何歳に年金を貰えばいいのかと言えば、上のリンク記事では年金を65歳に繰り上げてもあんまり意味がないという結論で説明されています。

私は以前ブログで書いたのは、60歳受取をした場合と、75歳まで我慢して受け取りを先延ばししたとしても、86歳まで生きないと60歳受け取りと対等にもらえないという結論を書きました。おそらく今回の改正でも同じことが言えると思います。
ちなみに男性の平均寿命は81.25歳、女性は87.32歳とのこと。

さて、このマクロ経済スライドっていうインチキ調整指標を抉ってみましょう。
わざと政府は現役世代の賃金を下落させて、財政支出を抑えてデフレ不況になれば、社会保障費を「マクロ経済スライド調整」で物価と賃金が下落すれば支給額を下げられるという恐ろしい小さな政府の手法を取り入れてしまった。まさに新自由主義的国家破壊を自民党は行っているわけですが・・・

「ちょ待てよ」
マクロ経済スライド方式って、賃金だけじゃなく物価だよね。
つまり元々は、賃金及び物価の上昇や下落に応じて支給額などが調整される仕組み。 物価変動を反映させていない名目の値と反映させている実質の値では、物価が変動した分だけ差が出ます。 
ようは、物価が上昇して実質金額が減少しているのに支給額が同額のままでは経済的に公平ではないため、定められた方式に従って物価の変動を支給額などに反映さるということをググったら出てきましたが、ちょっとよくわからん解説ですが、つまりは支給額は物価に変動するからこのスライド方式を採用して、いまは経済的に苦しい物価後退時期だからみんな我慢してという浅知恵で言い訳していたわけですよね。

であればだ。今は物価上昇中ですよね。なんで物価スライド方式によって年金の支給額上げねーんだよ。

コストプッシュインフレは、政府の愚策のせいです。しかもエネルギー高、輸入食料高だけではないんですよ、消費税10%のせいです。実質はこれを含めなくてはなりません。指数ってのは消費者の負担率のことであって、政府の匙加減の指数ではありません。消費税を外して計算するのはやめましょう、なぜなら輸入品のコストの中には関税が入っているからです。ばーーーーか。

これ誰考えたか知ってます?
ええ、日本をぶっ壊して私腹を肥やすために商売をしている人って1人しかいませんしょね。
そうです、竹中平蔵、みんなの大嫌いな特に若者の人生を狂わせた最大の功労者である、竹中HEY!HEY!HEY!ぞーでございます。

この予算委員会の議事録は反日極左の小泉元総理の下で国務大臣をやっている時のもので、マクロ経済スライドという言葉を提言していましたのを抜粋します。




竹中国務大臣 
 委員がいろいろ御指摘の点で、まず年金について言いますと、制度の持続可能性については、これは財務大臣もお答えになりましたように、今回改正のマクロ経済スライドの導入等により、年金財政の安定性が向上して、それなりの回答が示されたというふうに思っております。


古川(元)委員 今、竹中大臣がいみじくも、財政の安定性はマクロ経済スライドとかそういうものによって一定程度確保されたんじゃないかというふうに言われたんですが、先ほどの中川大臣あるいは谷垣大臣のお話を聞いても、基本的に、要は、財政的に何とか、あの昨年の改革でそのままやっていけば将来的にももつだろう、そういう視点なんですね。あるいは前の国会なんかで尾辻大臣が答えていらっしゃるのを聞いても、財政的な面では、確かにこれは九十五年間にわたって計算をしたというのでもつだろうという発想。

(省略)
ところが、今のお話も、そしてずっと政府のやってきていることも、形を変えるのは大変だからその水の分量をどうしようか、そういう水の分量、量の話になっていると思うんですね。量的に言えば、確かに、負担を引き上げたり、また給付を下げるということで、それなりに持続可能な形になったかもしれません。だからこそ財政の安定性。だからこそ財務省は、そこさえ確保されれば、別に国民皆年金じゃなくてどんどん空洞化が進もうと、それは財政的にはそこの部分は、その部分だけ考えれば負担にならないわけでありますから受け入れられるかもしれないですが、要は、我々は、ここの形の姿、量の前に枠組み、仕組みそのものの議論ができないのであれば、その仕組みは、これは総理の答弁でもそうですし、尾辻大臣の答弁でもそうなんですが、基本的に仕組みの話は片がついた、あとは負担と給付、そのあり方だと。そういう議論だと、とても我々は議論に乗れないと思うんですが、そこのところはいかがですか、尾辻大臣。


この古川委員が正論を言っているように、国民を救う量を減らすことが大前提になっていて、これでは国民はどうするんだ?という議論が当時行われていたわけですが、竹中平蔵は小泉と一緒に改革待ったなしという頭の悪いことを言っていたんだから、「ちょ待てよ」ってキムタクあたりに言って欲しかったと思います。もう適当w

さてあれから20年経った今、この制度すら意味がなさないことがわかりました。
しかも、みんなから将来のために大事に運用しなくてはならない年金徴収額は、富裕層の株の運用のために使われてしまいました。年金が物価で支給できないとか抜かすのなら、この資金を現金化して取り崩せばいいと思いますよね。それはダメなんですって。富裕層の株価が下がるんですって。これがGPIFという資産運用と称した富裕層のマネーゲームのための資金として、労働者という高貴な我々一応国民は、政治に見捨てられ、貯めたお金まで奪われるというマリーアントワネットびっくりのことがこの民主制国家で行われているわけです。

民主制国家が落ちぶれる根本は、国民が大衆と化して、政治が大義のために信念を貫く意味がなくなるという成れの果てなわけですから、今更嘆いても仕方がないわけですが。


結局支給を下げたいだけなんですよ自民党は。そのためにわけのわからん理論だり悪知恵を働かしてケムに巻いている。そのために重宝されたのが竹中平蔵なんですね。まあこいつはアメリカのウォール街や経済学に認められたくて政商工作員をしたらしいですが、こいつが自分をナショナリストだと自称していることに著しい怒りを覚えるのは私だけでしょうか。胸糞悪い。


さて、現役世代が老人世代を攻撃して社会を分断させるための策謀でも「ひろゆきと一緒に考えるかーっ」て竹中平蔵は考えているでしょうね。簡単なんですよ、マスゴミを使う権限があれば、低俗の大衆を扇動するのって簡単ですから。

しかしながらこの言動は憲法25条違反です。

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==大衆から抜け出すための本を紹介==


NHKの100分de名著という番組で紹介された一文を紹介すると、
そして大衆は「みんなと同じ」だと感じることに苦痛を覚えないどころかそれを快楽として生きている存在だと分析するオルテガ。彼らは急激な産業化や大量消費社会の波に洗われ、みずからのコミュニティーや足場となる場所を見失い、根なし草のように浮遊を続ける。他者の動向のみに細心の注意を払わずにはいられない大衆は、世界の複雑さや困難さに耐えられず、やがて自分とは異なる他者を排除し始める


楽しく読むだけでアタマがキレッキレになる 奇跡の経済教室【大論争編】

政経でランキング1位だそうです。
変異する資本主義

以前中野さんの地政経済学関連のセミナーで、いくら経済政策が変わろうとも積極財政になってもコーポレートガバナンスの問題点つまり株式至上主義の富の独占について質問させていただいた時、これとも戦っていかなくてはならないんですよね。とおっしゃっていたわけですが、カレツキの的確な階級説明を提示してくれたのは大きい。彼が言論を発するということは、小さいビッグバンが起きるということなのかもしれませんね。いろんな人が気づき始めました。

富国と強兵

すべての経済に関わるもの、為政者に読んでいただきたいですね。あ、志が高くないと途中で読むのやめてしまうかもです。地政経済学で世界関係を推し量る人が増えました。

日本思想史新論―プラグマティズムからナショナリズムへ (ちくま新書)

公と民の関係性と為政者の哲学、国民統合一致団結、プラグマティズムな考え方で根本を理解できるようになるからこの本は不思議です。私自身もこの本によりいろんなことが見えてくるようになりました。一番読んで欲しい本かもしれません。


銀河英雄伝説 文庫 全10巻 完結セット (創元SF文庫)

マキャベリズム、帝国主義、解放ではなく自由、個人主義ではなく個人の尊厳、それらを履き違えた全体主義、そういった人間と共同体の根本を問いながら、戦争の戦術と人間の駆け引きと、世界とはこうやって動いているという歴史の累積をまざまざと見せつけられる。
私はアマゾンプライムでどハマり中です。ラインハルトとキルヒアイスとヤンウエンリーに会いたい。


MMT現代貨幣理論入門

経済を語るなら最低限理解しておくべき本になりました。


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