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余談ですけどこういった戦争が始まりましたって誤報を流すのって相当まずいですね。戦争させたいんでしょうか。これを書いた記者は批判されるべきだと思いますね。最近はヤフーニュースで適当に記事を書くフリーライターが多いですが、こういった悪意を持った人間がほとんどですので、官民一体で起こすハイブリッド戦争の場合であれば、侵略されようとしている国の自警団がいたとして、その人が暴走する可能性だってあります。情報戦を駆使しているわけですので、情報に振り回せれることだってあり得るのですよ。それを大手新聞社がやるって戦争をやって新聞が儲かることを期待してやったんだと思いますね。そうとしか考えられません。間違いなんてあり得ませんよ。人の命がかかっている戦争記事なんですから。





さて本題です。
世界では特にアメリカでは経済安全保障の一環として、安定供給する力を手にするために国策として官民一丸となっています。かたや日本は経産省がそのことを不確実性に備えるための産業政策の新基軸としてミッション志向における国内生産原点回帰を呼びかけ、財務省対しては緊縮を止めることを間接的に促し、コロナで露呈した国際低コスト競争によるサプライチェーンの経済合理的ドグマティックな産業の潮流を捨て、臨機応援つまりプラグマティックに対応できるような、この道しかないのではなくもう少し様子を見てギリギリまで問題点を見て在庫を使い切ってダメなら違うものを作っていくというプラグマティックな方針転換ができるような経営基盤を提言をしていましたが、そういった一度やってしまった自由競争によるコストカット思想を捨て、国内生産原点回帰やあらゆることへの技術投資、サプライチェーンの日本復帰に関しては、一企業では景気低迷ということもありどうにできないのも事実です。
であればどうするのか。そこは当時の日本政府が経済安全保障という観点で、半導体を守ろうとしなかったように、国力に対する保護意識が欠如していて今まで来ているのだから、経産省は多少レジームチェンジを図り、産業界もレジームチェンジを余儀なくされているのだから、それを後押しするのは、政府が投資をして下支えするしか方法はないです。どこかの企業の中抜きに使うという批判は、安倍・菅がやってきたことを見れば批判のターゲットになるでしょう。ですが、長い目で見ればたくさんの企業に対して、自社製品に対して自社で半導体を作れるように補助金を出すことは、日本の高性能な技術が自由貿易でどんどん衰退している現在において、逆に有意義なことです。
かつては、渋沢栄一が民間にさまざまな産業やインフラ事業を官民一体で行うにあたり莫大な財政投資を引き出して、日本産業の礎を作ったわけです。また、第一次産業革命後、ドイツ、実際には亡命してアメリカで経済ナショナリズムを提唱したフリードリヒ・リストは、それでも自分の国のために自国内の産業と軍事技術の財政投資を融合させることによって、軍事技術のスピンオフはその国の経済を大きく発展させることを証明した。それは物理的移動のための鉄道建設、ドイツは海がないという地政学的な問題を克服するために海まで続く周辺諸国と関税同盟という経済同盟を構築し、その地域は国境を超えて経済的に運命共同体として、鉄道を敷いて、その地域の規模の経済を確立して、共にドイツの技術を利用して成長し、ドイツは海に出て地政学的問題を克服した。ドイツが悲劇なのは海がないことであるが、それさえも覆してしまう発想の持ち主が悲劇のナショナリストのフリードリヒ・リストであった。

ここで強調したいのは、どの国の産業も政府を抜きにしては勝手に技術革新などは難しいということである。そのためには、新しい代替品を次から次に生み出していくアカデミックな技術者と、実用化が可能な民間と、その統制能力と軍事技術の商用展開を可能にして、そして莫大な資金がかかるので国家の財政投資が必要なんだということが、歴史を見ずとも証明されているのに、日本では財政支出を少しやって経済安全保障ドヤとされましても、お金がないので他の国から技術者及び途中までの技術は持って行かれてしまうという、経済安全保障の意味わかってる?という緊縮政策による弊害つまりせこい政策が罷りとおてきたわけです。これからも続くのでしょうが、いまリチウム不足という問題に昔から取り組んでいる日本人技術者がどう考えているかというのは、国民それぞれが知っておく必要があるんだと思いますよ。このまま後進国にならないためにも、数少ないレベルの高い技術者で日本を憂いでいる人の意見は、同じ国民として参考になると思います。




リチウムイオン電池が全盛の時代だが、より安価でレアメタルが枯渇しても心配がないナトリウムやカリウムを使う電池が、世界の注目を集めている。開発の最前線を走るのが東京理科大学理学部第一部応用化学科の駒場慎一教授である。

リチウムイオン電池は今、量産されて価格が下がっています。中国や韓国のメーカーが生産拡大し、日本メーカーは押され気味です。このためコストが高い日本でナトリウムイオン電池を作っても、採算が合うかと言えば難しい。つまり、ナトリウムイオン電池の技術は出来ているけれども、リチウムイオン電池も進化しているので、実用化するにはそれを追い越さなければならないのです。

電池の内部では、目に見えない原子レベルの化学反応が起きていて、その実態を突き止めるのは容易ではありません。リチウムイオン電池は1980年に材料が見つかり、ソニーが1991 年に実用化するまで11年かかりました。ナトリウムイオン電池もそれくらいの年月はかかると見なくてはいけません。
中国、韓国はじめ、欧州、米国、豪州も、ナトリウムイオン電池の研究で成果を上げています。リチウムイオン電池の研究では日本が圧倒的に強かったので、各国は「別の電池で追いつけ追い越せ」と、ナトリウムイオン電池に力を入れています。中国ではベンチャー企業が安く作って超低価格のミニEVに搭載する例まで登場しています。
かつて半導体は日本が世界をリードしていましたが、今は押されている。それと同じことが電池の分野でも起きないかと懸念しています。

電池の安全性を高める技術は日本が依然優れています。EVでは、ガソリンタンクを電池に置き換えて走行するので、ガソリンと電池が蓄えているエネルギーは同じになり、発火の危険性が常につきまとう。もし、EVが走行中に電池が火を噴いたら、乗っている人の命に関わるので、安全性は非常に重要です。でも中韓も国策としてエネルギーや電池に力を入れているので、日本が勝ち続けられるかどうか分かりません。

かつて電池研究は日本の独壇場で、リチウムイオン電池もニッケル水素電池も日本で開発、実用化されました。今も研究の総合力は高いですが、産業としてはなかなか厳しい。日本が強かったリチウムイオン電池の市場は成熟し、これからはコストが安い国が有利になるので、コスト競争では日本は太刀打ちできなくなります。

と言ったように、日本を心配する有能な技術者から貴重な話を聞けること、問題点を知ることができたのは非常に有効だったのではないでしょうか。
適当な知識もない人間が自分の小さい脳の中で物事を語りすぎています。例えば私によく絡んできた株乞食の狼狽は「国際競争力に晒されていないから企業は甘やかされているんだ」と小学生でも何も考えずに言えるようなことを言ったけども、この教授の話を聞けば、なんて愚かなことを言っているんだろうかこの株乞食はと思うでしょう。
そして冒頭のフリードリヒ・リストの話は事実です。彼がプロイセンやビスマルク時代のドイツ帝国時代の巨大経済圏、つまり大英帝国を打ち負かし、アメリカと肩を並べる地政学的に不利な条件を「経済ナショナリズム」が壊していったわけです。
ちなみに、マッキンダーがドイツの生産諸力について「ゴーイング・コンサーン」といいました。マッキンダーが理想とする国家の経済のあるべき姿です。このゴーイング・コンサーンは日本的に言えば「国民統合一致団結」です。ですのであまり強大になりすぎるとどこまでも突き抜けてしまいますが、適度に国家が制御をすれば普通の倍以上の生産力が期待できる人間の可能性、元気玉というものでしょうか。
明治憲法を作ろうとする以前のドイツは、すでに近代化社会の中で、国民がナショナリズム精神で国力を上げていくことが重要だということを伝統としていたわけです。それを気づいたのがリストでしたが、彼はナショナリズムを嫌うその強力な個人主義に基づく古典派経済学者から誹謗中傷され、不幸が重なり、地方の誰もいないところでひっそりピストルを、その稀有な頭脳目掛けて打ち抜き、無念に自殺をした。しかしその精神はドイツ政府に引き継がれていったわけです。国民のナショナリズムではなくドイツ人を大衆化してしまったヒトラーが、戦争は仕方ないとしても、あのような残忍なことをしなければ、ドイツを巨大国家に成長させたリストはもっと取り上げられていた人物です。ケインズよりも実践的マクロ経済政策の象徴として語られたでしょう。

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リストは同時に自由貿易を徹底批判しました。
かつて第一産業で優位になっていった大英帝国は、この莫大な富を得た経営者や投資家たちが独占して永久的に保持することを望んだ結果、コストが安い国で生産させ、資源は奪えばいいという自由貿易や経済自由主義という経済哲学が幅を利かせ、戦争で国を奪うという帝国主義の思想が台頭してしまいました。そうなれば自国の弱い産業はますます衰退し失業者が増え格差拡大が進みました。これは国力が下がることを意味しているわけです。自国で生産できるものが限定されれば、いつかは代用が効かなくなった時にその国は衰退してしまうからです。

自由貿易をお金持ちのために経済学的に推奨したリカードとかいう頭の悪い経済学者が根拠としていたのは「交換理論」ようは物々交換ギャートルズのような思考です。それは何かといえば、お金自体に価値があって物々交換する、つまりお金自体に金銀財宝が散りばめられているので価値があるということです。例えば石のお金をキロ数が大きい方が価値があるという恐ろしいバカなロジックとおんなじで、それを金本位制というのですが、それが蔓延してしまったわけです。金の保有数なんで他の国か奪ったり金山がたくさんあっていくらでも採掘できる国が優位に決まっているのに、それを自己責任で貿易で外貨を稼いで奪えというバトルロワイヤルの発想で古典派経済学というのは成り立っていますので、バカしか学ばない学問です。この理論が罷り通れば、例えば石油に置き換えたら理不尽な世界になってしまいます。なぜなら石油を埋蔵できる国は無限に貨幣があるということになってしまいます。こう言った議論はされないのが古典派経済学という非科学的な学問だということです。誰も反証をせず間違いを認めないというのは非論理的であり非科学的だということですね。

ですがお金つまり貨幣というのは債権と負債の記録ですので、そのお金自体に価値はないというのは一般的になってきました。大人の常識ですね。
いま1万円債権あるんだよね、日本銀行券やクレジットカードを介して商品を購入するという負債が生まれるので、俺の債権1万円で払うね。ということを理解していないんですね。貨幣とは交換手段に用いられる記録メディアですよ。チケットがなければコンサートは見れません。貨幣は債権を持っているという立証するだけのチケットです。

その間違った交換理論で自由貿易で外貨を獲得しろという交換手段でしか経済成長ができないというのではなく、経済成長は制度を用いて国民が一丸となり成長させていくんだというのが、今の先進国の経済発展の礎になっている。簡単に言えばそれを理論立てて提言し自分でも実業家として実践してきたのがリストの偉業です。

現代もこの自由貿易は幅を利かせていて、頭の悪い株乞食が国際競争力といいますけれども、結局はパンデミックを経た時に、自由貿易は将来の不確実性には耐えられなかったことが露呈したわけです。

こう言った時には原点回帰で生産諸力という考え方を提示したのがリストでした。自由貿易ではなく保護貿易をして内需拡大をして、一気に巨大な資金が必要な技術投資に対して政府が支援して、政軍官文民がゴーイング・コンサーンで技術革新をして全ての工程で製品保証まで立証できるわけですね。テストや品質保証をするのは軍事技術としても利用するからです。
その生産諸力というのは、制度があって最後には国民が重要なんだと結論づけたのはリストですが、これぞナショナリズムですね。なんでしょうか、個人的にはグッとくるものがあります。これが高揚というものですね。

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国力を高めるために戦った人の話を聞くと、戦争で戦った偉人と同列で尊敬の念が込み上げます。私が若かったら経産省に入るためにたくさん勉強をしたと思います。人生はやり直すことができない。政治家なんてのは馬鹿でもなれますからね。であればフリードリヒ・リストのように、外から外圧をかけれる力というのも必要なわけで、それが小さな力でも、このブログでみなさんに重要なポイントを理解してもらえるようなものを書き続けば、生産諸力の礎となり、いつかは私の言動が政府に対するゴーイング・コンサーンを起こせるようになればいいと思っていますが、もうそんなことを言っていられるほど余裕がない日本の状況でした。

奇跡でも起きない限り移民受け入れは止まりませんし、消費税を廃止することもできません。すべてが社会学でいうロックインで縛られてしまっている。

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それでもコロナパンデミックという戦争のような危機的な状況がおこりアメリカはケインズ的経済政策で戦争を乗り切ろうとしている。新自由主義との決別を高らかに宣言して。しかし日本は変わろうとしない。こういったことに警笛を鳴らし、影で誹謗中傷されてきたのは中野剛志氏でした。この影でというのが重要です。目の前で批判はできないからですね。ぼこぼこに間違いを指摘され生き恥を晒すことを彼らも理解しているからでしょう。陰湿です。

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ちなみに新自由主義の第一人者であるフリードリヒ・ハイエクは、保守についてこういっています。
共産主義に対抗するために新自由主義にへこへこしているけれども、新自由主義は元々革新的主義なので、社会構造を変えることを提言するが、保守主義がそれを邪魔をする。一体彼らは知性というものがあるのか、後退的思考の保守主義者が我々にシンパシーを感じるのが意味がわからないのだが。私は大嫌いなんだよ彼らの知性のなさが。

と嫌われていたんですね。中曽根も、小泉も、安倍も、それが維新の会に引き継がれるわけですが、新自由主義からは嫌われているのに我は保守主義なので新自由主義の思想に賛同しますので緊縮と売国を続けまーす。とやってきたわけです。嫌われているのに。

ちなみにフリードリヒ・リストを誹謗中傷したのは、こいつら株乞食だったわけです。
だからおれは株乞食を殲滅しなければならないと思っているんですね。人間のクズだから。







フリードリヒ・リストの偉業が学べます。中野剛志氏がTPP論争で矢面に立ってマスコミや似非保守言論人と死闘を繰り広げてきたわけですが、そのときに日本の行く末を案じて戦ったのに言われもなき誹謗中傷をされたときに、フリードリヒ・リストの自殺よりも彼の偉業を伝えるべきだと、当時思っていたことと彼の人生と照らし合わせて書いた名著です。中野剛志氏の著述はどこを読んでも根本を必ず捉えるので、どれを読んでも日本の問題点がわかってしまうわけですが、この本は少しだけ違っていて偉大な先人であるリストに対する敬意が溢れています。


変異する資本主義
変異する資本主義
中野 剛志
2021-11-17



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