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緊縮財政破綻論者の野口悠紀雄はまたもやおかしいことを言っているので突っ込んでおきます。

日本は通貨を安くしたが、貿易収支が悪化した。それに対して、韓国、台湾は通貨価値を維持し、貿易収支黒字が増加した。
これは、日本の輸出産業の国際競争力が低下し、韓国、台湾の競争力が向上したことを意味する。

このおっさんは主流派経済学のくせして自分達の自由貿易の定義を忘れてしまったのでしょうか。それとも国民をバカにしているんでしょうかね。
まず意図的に為替に介入して円安傾向にできたとして、自由貿易でよくある、特定産業だけ強化して他は放置という輸出産業の自動車業界のためにやったわけですね。円が安いなら日本の自動車が安いから売れるという国際競争力とかいう貧困化の発想です。
なので当たり前に円安にしたのならば国際競争力が高くなっているということです。これが問題なわけですがこいつはわかっていない。ディスカウントジャパンを推奨している。

それにもかかわらず、貿易黒字がこのように増大しているのだ。これは、韓国、台湾の輸出競争力が向上したことを意味する。

台湾などが輸出競争力が向上したのは世界から需要のあるもの、公共投資をして、革新的でいい品質の製品をつくれたからだろう。昔は韓国のHDDはひどかったけど今は安定している。

従って、日本が忘れてしまった、いいものを生産しているか、世界にとって必要なものを生産しているということになります。


90年代の半ばまで顕著な円高で貿易黒字が拡大

90年代半ばまでは経営合理化だのSOX法などの内部統制での経営引き締めルールなどはなかったし、自由貿易を押し付けられたのではなく、日本の製品は品質保証という無駄と言われた制度の監査により高品質な製品を世に送り出していたし、半導体も無駄と言わず自社で製造していたので輸入をする必要がなかったわけです。資源くらいでしょう。また政府もまだまともだったので設備投資への補助金を出していたので企業は投資をして生産性向上できていました。高性能なパソコンに切り替えているわけですからね。

企業の設備投資の推移
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政府の公共投資の推移
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日本の輸出の大部分は、依然として自動車だ。これは、多くの国で生産できる製品だ。日本の生産性が比較的に高いというだけのことだ。しかも、その優位性もいつまで維持できるかわからない。それは、自動車産業の性質が大きく変わっていくからだ。


お前らグローバリストが財政支出をクニノシャッキンガーと吹聴して自由貿易を勧めたからだろ。日本がヤバくなったのはお前ら頭の悪い馬鹿経済学者兼エコノミストのせいなんだけどな。ほんとにうざい。

日本が生き残っていくためには、新しい技術に支えられた新しい産業を作り出していく必要がある。

またこうして自由貿易のために自己責任で頑張れという。頑張るためには先ほども言った通り90年代前半に普通に行われてきた政府の財政支出か必要だ。

そして、日本は内需国なのだから、自由貿易での価格競争で品質が悪いものを作ったり、技術投資が遅れたりするのではなく、関税で国内産業を保護して、低下競争でコストを気にせずイノベーションを起こすことが必要ですね。

日本は輸出依存は低いですよ。
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そしてこういった日本自国通貨発行国だということを理解せず、民間は外貨を稼げ!という頭の悪い経済学者が、国民から馬鹿にされないと、益々デマを吐き続けて世論を形成していってしまうわけです。




変異する資本主義
変異する資本主義
中野 剛志
2021-11-17



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