夫婦別姓と保守とナショナリズムについて : あまちゃんブログ

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「私たちは立憲民主党や共産党の支持者と見られがちですが、イデオロギーの面から今の制度を変えたがっている人は、ほとんどいません」

おそらく夫婦別姓を選択を賛成している人の中には、所得を分け合いたく無い、税金の問題、仕事、それから恋愛と結婚は別にしたいなどの自己中心的な社会とはかけ離れた個人主義の目的があるのは理解されるところかと思います。これは自由主義や個人主義の発想であるわけで、社会の制度に組み込まれない自由を謳歌したい願望で、やはりイデオロギーに通じるリベラル思想と言わざるを得ません。

アナーキストの意味で国家を壊そうとしているわけでは無いが、結果としては日本を問わず世界においてもっているであろう国体の有り様に影響するわけですね。
何故なら国家を構成する国民の家族は、まさしく家長がいて家長が家族を支えるという形態、国を象る共同体の分子や核であるわけで、その集合体です。

この問題で、この記事の中にバークで語る有耶無耶な保守の定義の話が出たので、いい機会なので保守というものはなんなのだろうと文献を漁り、ものすごく深く、今少しだけ理解できた内容を書いておこうと思ったわけですが、俺は保守だぜ！なんて、定義も理解してない人が、よくも軽々しく言えるなーと、ずっと考えていた私としては思いますね。

保守とは、一般的には国家の維持メンテのことです。それでは国家を維持メンテする理由は、国体護持、つまり国体とはその国に住む人たちのアイデンティティでして、歴史伝統文化という神秘的なその国に住む人の高揚をもたらすものです。
その国に住む人とは国民であり、国家が国民を守るという公と民の関係により、信頼関係が成立するわけですが、当然ながら国が国民を守らなくなったら関係性は崩壊します。
では、国家は国民に対して持たなくてはならない政治イデオロギーは何かといえばナショナリズムです。
ではなナショナリズムとは何かといえば、国家はステイト、国民はネイション、ネイション主義Nationalismです。
ナショナリズムとは国民主義なのです。
国家は国民にさまざまな生きるための権利を与え制度の中の自由を与え、それに応えるために国民は忠誠心が芽生えるわけですね。国家がない難民の人が医療を受けるのにどれだけ大変かを考えればわかりますね。
社会保障など、どんどん絞って増税し、挙げ句の果てに民営化して競争させる。国の提供を怠ってきているのがいまの自民党リベラルパーティーというわけです。

国家主義や帝国主義などのパトリオティズムと勘違いしているのはリベラルや左翼の皆さんですね。お勉強をしていただきたいものです。

そして、そんなに夫婦別姓をしたいのなら明治以前の平民のように苗字、姓をなくすことから始めたらいかがでしょうか。姓を名乗るというのは悪名高き薩長同盟が決めたこと以前に、近代国家が家族の成立要素だというルールを施行したわけで、それは苗字の意味を理解すればわかると思いますね。
そうです。家族の同姓というのは、他人と家族の区分け、境界線です。この領域を守る使命感になるわけです。家族のために命も惜しくないという人がほとんどだと思いますね。そう考えれば納得できるかと。
ただ、この国家解体の議論が出る国に成り下がったことも事実ではありますね。